【1日ツアー体験記】カッパドキアの外せない観光スポット6選
昨日に引き続きカッパドキアのお話です。
滞在中の一日間は、カッパドキアの主要地の観光をしたいと思い、ツアー希望日の前日にスマホからサクッと予約しました。
日本語ツアーを指定し、団体ツアーを予約しましたが、結果的には私たち2人だけだったので団体ツアーの金額でプライベートツアーになりました。
朝8:00に宿泊していたカッパドキアのホテルのレセプションの前に集合。
バンで迎えにくれ、日本語の話せるトルコ人のツアーガイドさんが来てくれました。
それではツアーで周った順番に紹介していきましょう。
〈目次〉
- 鳩の谷(Pigeon Valley)
- 修道士の谷(Monks Valley)
- デヴレント渓谷(Devrent Valley)
- 絨毯屋と陶器屋 ※オマケ 小話
- ギョレメ野外博物館(Goreme Open Air Museum)
- ギョレメ パノラマ(Panaroma Hediyelik Eşya)
- カイマクル地下都市(Kaymakli)
鳩の谷(Pigeon Valley)
先ずは、鳩の谷(Pigeon Valley)です。
日本でも鳩は平和の象徴ですが、ここではとても大切にされており、イスラム教でもキリスト教でも鳩は愛や神の象徴とされています。
その鳩の為の住まいがこの鳩の谷です。
こちらの谷にある岩にあいた小さな穴が鳩のためのお家になっています。
ここから見るパノラマは圧巻で、すぐ近くにギョレメ地区も見えてインスタ映え間違いなしのスポットでした。
観光客向けのお土産も売られていました。
木にたくさん吊るされたお守り。
これは目をデザインしたナザールボンジュウというもので、邪悪の目からその人を守ってくれるという意味が込められています。
お土産にキーホルダーなんかも人気だそうです。
至る所で見かけました。
修道士の谷(Monks Valley)
続いて向かったのはパシャバー地区の修道士の谷(Monks Valley)です。
ここは不思議な形をしたキノコ岩がたくさん見られる場所。
キノコ岩は火山灰などが積もった土地が風や水で浸食され、硬い地層が上へ柔らかい地層が下にあったことからこのような形を作ったのだとか。
今でも山の方にはキノコ岩の赤ちゃんがあって、浸食が続いているそうです。
大きな岩は穴があり、大昔は修道士たちの隠居としての住居になっていました。
自由に入ったり、登ったりできるのでちょっとしたアスレチックのようで楽しかったです。
奇岩に囲まれた景色に加え、子供も大人も楽しめるスポットですね。
ラクダにも乗れるみたいです。
デヴレント渓谷(Devrent Valley)
その後に立ち寄ったのがラクダ岩があるデヴレント渓谷。
色んな形に見える岩があります。
中にはトトロの形に見える岩もありました。
一番左の岩がラクダのように見えますが、ティーポットに見えるという見方もあったり。
自分にしか見えないユニークな岩を探して遊んでみてください。
絨毯屋と陶器屋 ※オマケ 小話
そしてお得ツアーには付き物のショップへの立ち寄り時間がやってきました。
着く前からガイドさんがトルコ絨毯について熱心に語り始めます。
これから行く絨毯屋はトルコでは一番有名な家族で、全て手で独自の方法で編んでいます。
普通の観光客は特別な許可がないと中に入れてもらえませんが、このツアーは古い付き合いがあるので、特別にアポを取ることができています。
とても貴重な体験なので、是非ゆっくり見てください。
と、言っていたと思います。
なるほど、今日のガイドさんと親しい関係にある絨毯屋のようですね。
そういう話を聞いているうちに絨毯屋に到着しました。
これまた日本語のお上手な絨毯屋の専務がお出迎え。
先ず最初の部屋では、絨毯の作り方の工程を説明されます。
展示室には絨毯を編むお姉さんが。一列一列慣れた手つきで素早く編んでいきます。
絨毯のおじさんが話す内容に合わせて色んな編み方を再現してくれます。
なんでも、機械ではできない難しい強固な編み方をしているとのこと。
網目が詰まっているので、コーヒーをこぼしても染みないらしいです。
そして通されたのが、大量の絨毯が待つ部屋。
巻き寿司のように収納された絨毯が壁際に所狭しと並んでいます。
なるほど、ここで色んな絨毯を見せられ売りつけられるようです。
おじさんの周りには既に手下のおじさんが3〜4人スタンバイ。
ここから営業トークが炸裂します。
前置きで10分ほど、絨毯についての説明が。
長いトークなので、ここでいつ絨毯を見せてくれるんだろうという欲望を掻き立ててきます。
そしてやっと広げてくれた絨毯は小さくて、安価の絨毯。
十分素敵に見えますが。
その後比較対象の高価な絨毯が次々と出てきます。
ここからは絨毯を広げる手が止まりません。
とどまる事なくことなく新しい絨毯が出てくる出てくる。
合計30枚程は見たでしょうか。
きっと何百回、何千回とこの手順を踏んできたのでしょう。
次から次へと流れる台本のようにプレゼンが進んでいきました。
私たちが口を挟むと彼のセリフが飛んでしまいそうなので、相槌を打つだけで黙って聞いていました。
そして、あ・うんの呼吸でしかるべき絨毯を披露する手下のおじさん達。
物凄いチームワークです。天晴れ。
もはや絨毯屋に来たというより、何かのショーを見せられているという感覚。
そしてここまでたくさんの話と絨毯を見せられると、段々とこれらの絨毯がすんごく良く見えてきます。
ここで手に入れないと、もうこの先の人生では二度と手に入らないレア物を前にしたような気分になるのです。
買わないと損をするぞという謎の観念にさえなります。
不思議なことに、全然買うつもりも絨毯の知識も無かったはずなのに、家の中で絨毯をひく場所を想像し始めている自分がいました。
どれが一番家のインテリアに合うかしら。と絨毯ありきのインテリアを考え始めます。
最後に、さぁどの絨毯が良いですか?とおじさんの決め台詞。
日本への輸送量は無料です。
新婚さんですか?なら10%割引にしますよ。と
ここで意思の弱い私一人であれば、じゃあこれください。となっていたかもしれません。
しかし隣にいた夫の決意は固かった。
その姿を見て急に我に返る私。
確かに。
一枚10〜30万円はする代物です。
そう簡単に衝動買いできる額ではありませんし、そもそも家に絨毯は足りています。
とても良い勉強になりました。
良いものであることは確かですが、今回は見送らせていただきます。
ときっぱりとお断りするも、食い下がってくるおじさん達。
こういうのもありますよ。
これなんかもオススメです。日本ではいくらいくらで〜。
すごいです。もはや強迫に近い。
いや〜〜と困った顔を見せても
私たちも、無理に買わせようという訳ではないんですよ。と
いえ、もうそれに近いことをしていますよ。と心の中で叫ぶと同時に危うく出してもらったトルコティーを吹き出すところでした。
そうはいっても買わないと最初から決めているこちらも頑固です。
何度か押し問答を繰り返し、最後は丁重にお断りしてお店を後にしました。
絨毯屋ツアー1時間。
良いものを見せてもらえたし、絨毯の披露劇はとても興味深かったですが二人きりで相手をするのは少々疲れました。
これからツアーに参加される皆さんも絨毯屋に寄る機会があるかと思います。
良いものを日本で買うよりは安く手に入りますので必要な人には良いチャンスではありますが、必要ないと思えば無理に買うことはないのでご安心ください。
ツアーの注意事項にも、そのようにきちんと書いてありました。
長くなりましたが、お昼ご飯の時間です。
絨毯屋のすぐ隣にレストランがあり、そこまで徒歩で向かいました。
出てきたのはトルコのハンバーグ、キョフテです。
バンズに挟んで食べたり、そのまま食べても美味しかったです。
絨毯屋の次は陶器屋。
トルコの陶器は欲しかったので、良いものがあれば買おうかなと思っていました。
ここもガイドさんいわく有名な家族が経営しているらしいです。
綺麗な模様の入ったお皿がたくさん。
可愛かったので買うことに。
コースターとお皿を購入。
この場所はすんなり終わりました。
最初の設定金額よりも安くしてくれましたが、後に行ったイスタンブールのグランドバザールで3分の1の値段で売っていたので大変ショックでした。
多分手作りだからということなのだと思いますが、見る目がない私には機械でも手作りでも同じに見えました・・。
ギョレメ野外博物館(Goreme Open Air Museum)
さて、気を取り直して
ギョレメ野外博物館です。
ここは1985年に世界遺産に登録されました。
ここは、修道僧の教育施設があった場所です。
イスラム教の強迫のために隠れるようにして教育の場を作っていた訳です。
岩の中に寮や、炊事場、教会があります。
30近くの教会がありますが、写真はNG。
中にフレスコ画もあり、見所がたくさんあります。
炊事場があったり、当時の様子が伺えます。
ここは、テーブルになっていました。
当時の様子を思い浮かべながら周ることができました。
ギョレメ パノラマ(Panaroma Hediyelik Eşya)
次の場所へ移る前に、もう一つ岩を見ました。
ウチヒサールのすぐそばにあるギョレメパノラマです。
チーズのように穴の空いた岩がそびえ建っています。
この岩に登って景観を楽しむスポットにもなっていますが、この岩自体を見るのも圧巻でした。
登る場合は、足場がしっかりしていないので、全て自己責任で。
らしいですよ。
カイマクル地下都市(Kaymakli)
最後に私が行きたかった地下宮殿です。
ここも最近世界遺産に登録された場所で、世界遺産になってから入り口に自動改札ができ整備されました。
地下8階分にも掘られた穴の中に存在します。(実際は20階分とも)
都市というくらいなので、ありとあらゆる施設が地下に存在します。
学校、教会、炊事場、ワイナリー、寝室など。
生活する上で必要な施設が全て揃っています。
多い時(キリスト教迫害の時など)で2万人が暮らしていたとか。
とにかく広いです。
想像以上に中は迷路のようになっていて、道も狭いので、屈んで通路を進んでいきます。
道順の矢印の方向へ進めば戻ってこられるようになりますが、ちょっと道をそれると不安になりました。
ガイドさんなしで自力での観光であれば、不安と戦いながらの観光になっていたかもしれません。
子供と一緒に観光する場合は、はぐれないように注意が必要ですね。
と言っても入場者と退場者をカウントしているようなので、誰かが気づいてくれますが。
カッパドキアにはまだ未開の地下都市がたくさん存在しているとか。
250近くあると言われていますが、今公開されているのは4つのみ。
そのうちの貴重な一つを見学できました。
まだまだ謎に包まれていることが多く、これから新事実が出てくることが楽しみです。
観光は以上です。
ホテルに戻ってきたのは18時頃。
主要な観光名所は全て回ることができ、トルコ料理も食べ、面白い工芸品の見物もできたので有意義な1日となりました。
今回はベルトラから予約しました。
私の参加したツアーの料金や詳細は ここから飛べます。
参考までですが、私の経験上は早めに予約しておいた方が良いガイドさんに当たる可能性が高いように思います。
world-traveldiary.hatenablog.com
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