【ツアー体験記】バリ島にあるグリーンスクールの全貌を明らかに
バリ島で一番行きたかった場所が「Green school」です。
ウブドから車で約30分ほどの場所にある子供のための学校です。
どんな学校?
2008年にカナダの実業家が立ち上げ、サスティナブルな環境下で子供に英語を教えている学校です。
様々なプロジェクトを通じて、リサーチ能力、プレゼン能力、リーダーシップ能力を養うそうです。
学校にある80もの建物は全て再生利用可能な竹でできていて、物品も全て再生利用されたものを使用しています。
ホワイトボードは車の窓ガラスでした。
食事は全て校内で育てなものだけで作られ、電気も自家発電しています。
先生方は優秀な方を世界中からヘッドハンティングしています。
最近注目度の高い地球保護の意識を養え、レベルの高い教育を受けられるということで、世界中から注目されて数々のメディアで取り上げられています。
世界中のセレブリティが我が子を通わせる為にバリ島に移住してくるとのことでした。
寮もありますが、ウブド辺りに家族ごと引っ越してくる人も多いのだとか。
入学希望者は大変多く、何百人待ちとも言われています。
全校生徒は現在約400名。
幼稚園〜高校まであり、一番規模が大きいのは中学校です。
夏休みや短い休みを利用したプログラムもあります。
アンジェリーナ・ジョリーのお子さんもこの学校に通っていたという噂があります。
見学ツアーについて
学校は平日休日問わず見学させてもらえます。
事前に学校のホームページから見学の予約をします。
参加したのは「キャンパスガイドツアー」で、15名ほどのグループに対して1名のツアーガイドが約2時間ほどかけて案内してくださいます。
言語は英語です。
マイク付きのイヤホンがあるので、聞こえやすくて良かったです。
ツアー代金はインドネシア人以外であれば大人一人190K(約1500円)です。
同じツアーに日本人の家族が2組もいました。(想定外でびっくり)
ちなみに本気で入学を考えている方はまた別の見学方法がありますので、ホームページをご覧ください。
ツアーの内容(ネタバレ含む)
エコの取り組みの現場を紹介してくださいます。
ペットボトルからコースターを作ったり、いろんな再生利用方法を研究しているとのこと。
全て生徒たちのプロジェクトの一環で取り組まれています。
生徒たちはこのように、何かのプロジェクトに参加し取り組んでいくスタイルを取っています。
セレブのための学校と言いましたが、43種類の奨学金制度があるので、学費が心配な方は利用することも可能です。
ブラジルから取り寄せたクリスタルです。
この規模のものは初めて見ました。
日差しが強い日でしたが、クリスタルは熱を吸収する力があるとのことで、触るとひんやりしていました。
クリスタルの周りは神聖な場所で、建物を建てないようにしているそうです。
幼稚園の教室です。
遊具も竹から作られています。
水力発電で校内の全ての電力と周辺の住宅の電力を賄っています。
柵が簡易なので、安全面は大丈夫なのか伺ったところ、子供が近付かないように配慮しているとのことでした。
実際建物から少し離れた場所に位置していました。
教室に掲げている8つの言葉。学校が教育の上で大事にしていることです。
INTERGRITY「誠実」
RESPONSIBILITY「責任」
EMPATHY「共感」
SUSTAINABILITY「持続可能性」
PEACE「平和」
EQULITY「平等」
COMMUNITY「共同体」
TRUST「信頼」
家畜もいます。
生徒たちのプロジェクトのために飼われています。
ですが、決して食べられることはありません。
敷地内で一番大きい建物です。
スポンサーの社名が柱に書かれています。
生徒たちが書いた絵などが飾られていました。
ツアーの最後にバナナのフリットと、アセロラジュースを楽しみました。
見所がいっぱいで、思った以上に楽しいツアーでした。
全く興味を持っていなかった夫が楽しかったみたいで、ツアー後ガイドさんにたくさん質問していました。
偏差値至上主義の日本の教育に疑問を感じている親なら興味を持たれるのではないでしょうか。
素晴らしい環境の学校でした。
グリーンスクールに通える子供達は幸せだろうなと思います。
学力テストなんてものもないらしいです。
それなら私も通いたかったな笑
アクセス方法
渋滞がなければウブド中心から車で30分。
ウブドに宿泊し、カーチャーターを手配することをオススメします。
ウブドの他の観光地と組み合わせてまわることもできます。
駐車場が完備されているので、ツアー中は運転手さんは車で待つことができます。
貸切車は直前だと手配できないこともある為、事前予約をオススメします。
Grabでは学校まで行ってくれないこともあるそうです。
何より帰りに車が捕まらないことがあれば不安です。
学校の前の道は車が通れる広さがあります。
「green school」の場所