シンガポールでは寿司を食べるならココ!「鮨 あし乃」本格熟成江戸前寿司
こんにちはばたりぃです。
海外で日本の寿司を食べることが最近の趣味になりつつあります。
シンガポールでも行ってきました。
ショッピングモールCHIJMES内にある「鮨 あし乃」さんです。
海外でも珍しい熟成鮨を取り扱うお店です。
ラッフルズプレイスのすぐ近くにある、チャイムス(CHIJMES)というショッピングモールはネオクラシカル様式の建物で、昔は学校とチャペルがあった建物だそう。
現在はレストランやショップが集まる複合施設として運営されていますが、中庭には緑の芝生があったり、大理石の滝があり、当時の面影を残しています。
まさに都会の中のオアシスです。
そんな素敵な場所に店を構えていらっしゃる あし乃さん
入口から少々迷いましたが、女子洗面所のある隣にお店がありました。
時間帯だけ指定してネットで予約し、コースは行ってから決めることになります。
よくある、一斉スタートスタイルのお店では無いので、好きな時間に予約が取れることも良いなと思いました。
店内は11席のカウンター。すでにお店は満席でした。
スタッフの方が日本語でコースについて説明してくださいます。
一番高いコースは400$だったかな?
その下の、350$のコースにすることに。日本円にして28,000円。
はっきり言ってとってもお高いです。
東京の銀座のお寿司よりも上の価格設定かもしれません。
ここまで来たら後に引けないので〜折角だしね、えいっ!って感じで注文しました。
おつまみとお鮨が交互に出てくる内容だそうです。た の し み!
周りにいらっしゃった方々は拝見するに、皆セレブリティばかり。シンガポーリアンでしょうか。
いかにも常連さんという雰囲気でお鮨を堪能されていました。
運転手を外で待たせているお方もいらっしゃたり・・スゴイ世界だなぁと日本とは違った雰囲気に驚きつつ、そういう人間観察も楽しかったりします。
ではコースの内容に入りましょう。
2週間熟成させています。マグロの旨味が凝縮されていて今までにないしっとり感に仕上がっています。
マグロの本当に良い部分だけを食べているような・・とっても美味しい。
赤座海老
甘くてねっとりしていました。
鱧とじゅん菜 天然の三ッ葉を添えて
お出汁が美味しい〜
兵庫のトリ貝 炙ると甘みが増すようです。
本当に甘くて美味しい。
シンガポールでトリ貝を食べられるとは思っていませんでした。嬉しい。
熟成8日目の甘鯛昆布締め
素人の私でもこれはとても分かりやすくて、鯛の旨味が引き出されていました。
太刀魚 (鰆の代わりに出してもらいました)
とろけます。
他の寿司店でも、鰆の代わりに太刀魚がよく出ますが、どこの太刀魚よりもダントツで感動しました。
イワシの炙り
霜降りの大トロ
最初に出た壱岐の本マグロです
ビジュアルからして美味しいことが約束されているかのよう。文句なしです。
渡り蟹とトゲクリカニ
蟹みそとブレンドして出してくれます。
贅沢な、爆弾蟹だんごです。
おつまみとして最高で、ずっと食べていたかったです。
コハダ 美しい。
コハダは個人的にあまり食べたことがなかったですがしっとりしていて美味しい。
ノドグロ 自家製のすだち胡椒
よく脂が乗っています。
神経じめのアオリイカ 昆布締めして8日目です。
ぬっとりしていて、よくあるコリコリイカとは別物のよう。好き。
シャコ
シャコは初めて食べたかも
紫ウニとバフンウニ
別々に手で出してくれます。
食べ比べると分かるのですが、二つとも全然違う味。
好みが分かれると思うので、2種類味わえるのは嬉しい。
バフンウニの方が濃厚な甘みがあり、ウニ食べてる〜って感じなので私はバフン派でした。
上手く撮れなった〜
アナゴ
骨全部抜いてあるそうで
ふかふかでした。崩れやすいので手で。
穴子嫌いな人がいたら是非食べて欲しい。
干瓢巻き
しじみのお味噌汁
染み渡ります。
たまご
これはもうケーキです。
デザートはフルーツとアイスクリームから選べます。
私は抹茶のアイスクリームにしました。自家製とのことでとっても美味しかったです。
フルーツの方は甘くて美味しいメロンでした。
最後に出されたお茶が美味しかったな〜
説明書きにある通り、爪楊枝に使われるクロモジという木からできたハーブティーです。
島根県で親しまれているお茶だそうで、これはハーブティーとして全国に発信すべき美味しさでした。
今回オススメされた出してもらった日本酒は以下の二点。
好みを伝えると選んでくださいますよ。
最後の最後まで楽しませてもらい、本当に大満足でした。
大将の人柄も良く、話しやすい雰囲気の方でした。
魚介は獲れたてピチピチが美味しいんだという今までの概念を見事に覆してくれました。
熟成させるだけでなくて、その後に大将が施す一手間によって、究極に旨い状態のお鮨に変身させているところが、このお店の見せ場なんだと思います。
魚は日本から週4回仕入れをしているそうです。
半分は豊洲からで、残りは各地から神経締めされたものが届くそう。
ちなみに私の夫は、寿司をこよなく愛しており、お寿司はひとつのエンターテイメントだと言っています。
大将の握る姿や、包丁さばきを見て楽しみ、そして味わい、五感で楽しめるから、ミュージカルを見ながらめっちゃ美味しいご飯を食べているのと同じ感覚らしいです。
外国人的発想ではありますが、そう思うと、妥当な金額だという考えなのかもしれませんね。
また、来られるように頑張りたいと思います(何を)
総評は、とっても高いけど、行く価値あり。
〜お店の情報〜
寿司 あし乃
定休日 月曜
昼 120$〜250$
夜 220$〜400$
予約はホームページから行えます。
world-traveldiary.hatenablog.com