イタリア コモ湖で観光する為に知っておきたい5つのこと
イタリア コモ湖といえば、イタリア最北端に位置する湖でスイスとの国境寄りにある避暑地として名高い高級リゾート地です。あのジョージ・クルーニーの別荘があることでも有名な場所。
ミラノから電車で約30分で行ける街です。
私が訪れたのは2018年8月。
世界中が猛暑に見舞われる中、コモ湖においても前代未聞と言われるほどの猛暑日が続いておりました。
その頃はまだ日本で働いていて、暑苦しい日本を抜け出して今年の夏休みは避暑地で満喫するぞ!とウキウキるんるん♫ だったのですが、そんな妄想を見事に裏切ってくれました。
私が行った期間は避暑地と呼ぶにはほど遠い灼熱のリゾートと化していました。日差しが痛かった・・!
とは言えどもご安心ください。
日本に比べると空気はカラッとしていて日陰に入ると暑さが和らぐのがイタリア。あの蒸し暑さと比べるとなんのその。暑さも気持ちいいと思えるくらいなのです。春夏の観光には本当におすすめな場所です。
今日は、そんなコモ湖の観光するのにオススメのスポットをお教えします。
早速ですがコモ湖を簡単に地図にしてみました。
イタリアの地名が聞き慣れないせいか、何度聞いても覚えられないので、ここにまとめて記載しました。
(下手くそ過ぎてすみません)
漢字の人の字のような形をしており、記載している地名がこれから主に紹介する場所です。
黄色と赤で示した線は船の経路で、湖畔の街同士は船で行き来できるようになっています。
それでは各々の見所を紹介していきましょう。
- 1.街全体がフォトジェニック ベラージオ(Bellagio)
- 2.カルロッタ邸を有する トレメッツォ(Tremezzo)
- 3.バルビアネッロ邸 を有する レンノ(Lenno)
- 4.コモ湖のターミナル コモ(Como)
- 5.各都市を結ぶフェリー(時刻表・チケットの買い方)
1.街全体がフォトジェニック ベラージオ(Bellagio)
先ず一番におすすめしたいのが「bellagio」です。「人」の字のちょうど分かれ目の場所に位置しています。
街全体は半日ほどでぐるっと回れてしまう小さな街ですが、どの路地に入ってもどこを切り取ってもフォトジェニックなのです。
建物の壁がピンクや黄色だったり、おしゃれな雑貨屋さんが立ち並んでいるので、歩くだけでも満喫できます。
一番よく写真に撮られているのがこの坂道。
ジェラート店やイタリアンレストランも多く、お昼ご飯を食べるならこの場所がおすすめです。
私がランチに利用したお店は「Florence Restaurant」
藤の花とピンクのテーブルクロスが雰囲気抜群。
湖を見ながら食事とお酒を楽しめて贅沢な気分にさせてもらえました。
コモからのアクセスは高速船で約50分です。
2.カルロッタ邸を有する トレメッツォ(Tremezzo)
コモ湖は古くからお金持ちのリゾートとして有名で、過去に王族や著名人が使用していた邸宅が残っています。これらの邸宅を一般公開されていてその一つが、カルロッタ邸(Villa Carlotta)です。
18世紀頃に建てられた邸宅で、当時所有されていたものなどを展示した博物館になっています。
部屋毎に色が統一されていて美しかったです。
庭も広く、これが個人の邸宅だったということに驚きます。
カルロッタ邸へのアクセスは、トレメッツォから徒歩5分。
トレメッツォへはコモからだと、高速船で40分、ベラッジオからは15分ほどかかります。
カルロッタ邸までの道中に素敵なホテルがありました。
湖に続くインフィニティプールがあり、気持ち良さそうです。
「グランド ホテル」という名前だったと思います。
「Villa Carlotta」
営業時間 9:00〜18:30
定休日無し
3.バルビアネッロ邸 を有する レンノ(Lenno)
レンノは先程紹介したトレメッツォの少し下に位置しています。
レンノには私が一番楽しみにしていた邸宅があります。バルビアネッロ邸(Villa del Balbianello)です。
ここはスターウォーズエピソード2に登場していた場所です。
この写真を見ていただくと思い出す方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、スターウォーズを知らない方もこの邸宅の美しさに感動するはずです。
写真を撮るにも、何処から何処までを切り取って良いのか分からないくらい広いです。
こちらへのアクセスは、レンノから徒歩で行くか、専用の小舟で行くかの二択となります。
徒歩の場合、坂道を30分ほど登らないといけませんので、体力に自信のある方は徒歩、それ以外の方は小舟を選択してください。
私は小舟を選択しました。
レンノから邸宅方面に湖畔を5分ほど歩くと小舟の乗り場が見えます。
時刻表は特になく、1隻が邸宅と乗り場を行き来していますので、15分に1本ほどでしょうか。
定員は10人くらいの小さな船です。
こちらの美しい邸宅で結婚式も挙げられるようですよ。
「Villa del Balbianello」
営業時間 10:00〜18:00(入場16:30まで)
定休日 月・水
営業時間が短い上に定休日があるので、気をつけてください。
4.コモ湖のターミナル コモ(Como)
コモはコモ湖周辺で一番大きな都市です。ミラノへ続く駅があり、ホテルやレストランがたくさんあるため、アクセスも良いので、時間がない場合はコモのホテルに宿泊する方も多いと思います。私もコモに宿泊しました。
大きいと言っても、駅から湖まで、これから紹介する教会は全て徒歩圏内です。
街の中心にある、大聖堂が一番有名です。
1ユーロで中も見学することができます。
また、湖畔を散歩しながらジェラートを食べたり、夕日を見たり、芝生で寝そべって寛いだり、色んな楽しみ方ができます。
湖畔からの景色は最高でした。
是非ゆっくりとした時間を満喫してください。
5.各都市を結ぶフェリー(時刻表・チケットの買い方)
先程から移動の手段として紹介している船ですが、移動手段としてもオススメですが、船からの景色もオススメです。それも含めて是非楽しんでください。
時刻表はこちらから確認できます。
〈フェリー時刻表〉
時刻表にあるSPEED SERVICEは高速船のことで、他の船よりも停泊所が少ないので早く目的地に着きます。
このホームページに私の地図の数百倍分かりやすい地図があったので貼っておきますね。
チケットは船の中か、停留地点のオフィスで購入可能です。
通常チケットと高速船に乗る場合は、追加のファストチケットが必要となりますので合わせて購入してください。
時刻表があるとはいえど、時間通りに着くことも出発することは期待してはいけません。
ここはイタリアです。細かいことはあまり気にせず大らかに楽しんでください。
30分遅れて出発し、時刻通りに目的地に着いた!なんてこともありました。(どういうことなのか今でも謎)
もしよければ1日観光スケジュールを立ててみましたのでご参考にしてみてください。
(コモに宿泊したケースです)
7:00起床
7:30朝食
9:00コモから出港
9:50トレメッツォ到着
10:00〜10:50 カルロッタ邸
11:00出港
11:20ベラッジオ到着
12:00昼食
13:30〜15:00 ベラッジオ観光
15:25出港
15:35レンノ到着
16:10〜16:40 バルビアネッロ邸
17:10出港
18:50コモ到着
19:30夕食
計画を立てたところで、計画通りには行かないと言ったばかりですが。
ところで、観光していて思ったのですが、アジア人をほとんど、というか一人も見かけなかったです。日本でもあまり知られていない観光地なのか、ガイドブックはおろか日本語の紹介サイトも少なかった。なので、行く前に知りたかったポイントを今回まとめてみました。
穴場で、非日常を味わうことができるおすすめの場所だと思います。